ニュートラムの新型車両は、ご利用実態を調査した上で、特定の駅間及び時間帯において大変混雑する一方、閑散区間及び時間帯もあることから、多客時の混雑緩和と閑散時における定員着座の両立を図ったものとしております。
まず、混雑緩和の一つとして、一部の座席の向きは進行方向、もしくは反進行方向とし、お座りの方の足が通路側に出ないようにして、お立ちのお客さまが出入り口付近に滞留せずに車内の奥へ入っていただきやすいようにしました。
座席は定員で着座いただくよう、1人ずつ区分けしたものを採用し、一人当たりの座席幅も拡大、優先座席数も増やすなどの改良も行っております。
また、座席形状は背もたれと座面がほぼ直角となっておりますが、着座時には足が投げ出しにくく、正しい姿勢でお座りいただくことを目指したためです。
次に、車内の連結部付近にある箱は、機器を収納するためのものです。ニュートラムは基本的に無人運行していることから、小さい車両にも関わらず多くの機器を搭載する必要があり、車内にも収納スペースが必要になりました。安心してご乗車いただき、安全運行を日々確保するうえで必要なものでございますので、何卒、ご理解をお願いいたします。
以上のことから車内の機器スペース設置と座席レイアウトの変更により、在来車両と比べると新型車両の座席定員は少なくなっておりますが、座席幅を広げ、定員着座も図っておりますので、旧型車両とほぼ同等の人数で座席をご利用いただけるものと考えております。
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